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【月極駐車場】契約時の必要書類には何がある?契約書で確認すべきこと

月極駐車場を契約する際、余裕を持って必要書類を準備しておかないと、希望するタイミングで駐車場を使い始められなくなってしまいます。特に、初めて月極駐車場を契約する方は、どのような書類を準備すれば良いのかわからないでしょう。

また、トラブル防止のためには、契約書の内容もきちんと確認しておかなければなりません。

本記事では、月極駐車場の契約時の必要書類と、契約書で確認すべき項目を解説します。

月極駐車場の契約時に必要な書類

月極駐車場を契約する際の必要書類は、月極駐車場の管理会社やオーナーによって異なります。ただし、そのなかでも必ず求められる書類は次の3点です。

  • 駐車場契約申込書
  • 運転免許証
  • 車検証

以下では、それぞれの書類について紹介します。

駐車場契約申込書

駐車場契約申込書は、月極駐車場を借りたい旨を正式に伝えるために作成します。申込書の様式は定型ではありませんが、氏名や住所、生年月日のほか、勤務先や年収、契約理由などを記載するのが一般的です。管理会社やオーナーは、申込書をもとに月極駐車場を貸すかどうか審査します。

運転免許証

そもそも車を運転できる人なのかを確認するため、保険証ではなく運転免許証の提出が求められます。また、月極駐車場の契約申込書に記載された氏名や住所、生年月日などに誤りがないか、本人確認の意味でも必要です。

車検証

月極駐車場に駐車する車について、車体のサイズや所有者、使用者などを把握するために車検証の提出が求められます。特に、車体のサイズが駐車可能な大きさなのかを確認するのに必要です。

月極駐車場の契約時に場合により必要となる書類

ケースによって、月極駐車場を契約する際に求められる書類は次の4点です。

  • 任意保険証
  • 印鑑登録証明書
  • 収入証明書
  • 住民票

以下では、それぞれの書類について紹介します。

任意保険証

月極駐車場の借主が、万が一事故を起こして賠償金を支払うことになった場合、保険に入っていないと多額の負担に耐えられずに賃料の支払いが滞る可能性が考えられます。そのような事態を避けるため、場合によっては任意保険証の提出が必要です。

なお、自動車保険には任意保険のほかに「自賠責保険」が存在します。自賠責保険は任意保険とは異なり、車の所持者は全員加入しなければなりません。自賠責保険に加入していない車は、たとえ事故を起こさなくても法律に基づき罰せられます。

印鑑登録証明書

印鑑登録証明書は、登録された印鑑とその所有者とを紐付けて証明する書類です。月極駐車場の契約の際にも、印鑑の不正利用を防ぎ、本人が実印を使って作成した書類であることを確認するため、印鑑登録証明書の提出を求められる可能性があります。

収入証明書

駐車場契約申込書に年収などを記載するのに加え、源泉徴収や確定申告関係の書類といった収入を証明できる書類が必要になるケースもあります。収入を証明できる書類をもって、月極駐車場の賃料を滞りなく支払える収入があることを確認するためです。

住民票

住民票の写しには、氏名や住所、生年月日、住民となった年月日などが記載されています。場合によっては本人確認のために必要です。

契約書で確認すべき項目

月極駐車場の管理会社やオーナーが必要書類の審査・確認を終えたら、正式な契約に進みます。その際に必ず取り交わすのが契約書(月極駐車場賃貸借契約書)です。契約書では、特に次の5つの項目を確認しておきましょう。

1.解約

引越しなど何らかの理由で月極駐車場を解約しなければならなくなった場合、契約書の内容をもとに手続きを進めることになります。トラブルを避けるためにも、あらかじめ契約時に以下の点を確認しておくことが大切です。

  • 解約を通知する期限
  • 解約の通知先
  • 賃料の日割り精算の可否

また、解約の項目には、例えば「賃料を滞納したとき」「駐車場や駐車場内の車に損害を与えたとき」などに管理会社やオーナー側から契約を解除できる旨が記載されています。強制的に解約されてしまうケースもあることを理解しておきましょう。

2.賠償義務

賠償義務とは、月極駐車場や駐車場内の設備、ほかの契約者の車などに損害を与えた際には、借主が責任を負わなければならないということです。

「自分の車をぶつけたとき」など、どのような行為で賠償義務が発生するのかを確認しておきましょう。賠償義務に当てはまる具体的な行為が契約書の文言からわからない場合は、管理会社やオーナーに直接聞いておくのがおすすめです。

なお、契約書には賠償義務とともに「禁止事項」も定められています。「契約した駐車場を第三者に使用させたり、転貸したりすること」などが禁止事項の一例です。

禁止事項の多くは月極駐車場などに損害を与える行為であるため、禁止事項に該当する行為をしてしまったら、ほとんどのケースで賠償義務も発生すると考えられるでしょう。

3.免責事項

免責事項では「月極駐車場の管理会社やオーナーが関与していないトラブルや損害は、責任を負えません」という旨を示しています。具体的には、台風や地震などの天変地異、何者かによる車の盗難、ほかの契約者の車との事故などが免責となるケースの一例です。

加えて、自分が契約している駐車区画を第三者が無断で使用していた場合も、管理会社やオーナーは責任を負わないと記載されていることがあります。

ほかの契約者が駐車区画を間違えており、自分の車を駐車できないといったトラブルが発生した際に、サポートしてもらえるのかを確認しておきましょう。

4.特約

特約とは、一般的な契約事項とは別に、駐車場ごとに特別に定められた契約事項です。例えば、マンションに付随した月極駐車場では、マンションの住人が駐車場の利用を希望した際、一定期間内に明け渡さなければならないという内容が定められることがあります。

特約が設定されているのか、契約者に不利になる条件はないか目を通し、不明な点は管理会社やオーナーに確認しておくと安心です。

5.明け渡し

月極駐車場の賃貸借期間が満了した場合、もしくは何らかの理由で解約となった場合は、速やかに明け渡さなければなりません。その際には、原状回復として契約成立時の状態に戻す必要があります。

具体的にどのような状態にすれば良いのか、明け渡し期間を過ぎた場合はどのような対処がなされるのかを確認しておきましょう。

なお、期日を過ぎても明け渡しをしない場合は、管理会社やオーナーが指定業者に車を強制搬出させることもあり、かかった搬出費や保管費は借主の負担となります。これらの費用も賠償義務に含まれているケースが多いため、併せてチェックしておきましょう。

まとめ

月極駐車場の契約時の必要書類をまとめると、以下のとおりです。

<必ず求められる書類>

  • 駐車場契約申込書
  • 運転免許証
  • 車検証

<ケースによって求められる書類>

  • 任意保険証
  • 印鑑登録証明書
  • 収入証明書
  • 住民票

月極駐車場の管理会社やオーナーが上記必要書類の審査・確認を終えると、正式な契約に進みます。契約書を取り交わす際には、特に以下の項目を確認しておきましょう。

  1. 解約
  2. 賠償義務
  3. 免責事項
  4. 特約
  5. 明け渡し

これから月極駐車場を探すなら、地域や特徴などの希望条件にマッチした駐車場を探せる「アットパーキング」の利用がおすすめです。希望に合う月極駐車場を見つけ、今回解説した内容を参考にスムーズな契約を目指しましょう。

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