月極駐車場の募集方法5選!稼働率を改善するチェックポイントも紹介
2021.08.16
月極駐車場を運営するオーナー様にとって、悩みどころになりやすいポイントが「稼働率」です。どれだけ立地条件や利便性に優れていても、駐車場を利用してくれる人が少なければ宝の持ち腐れとなってしまいます。
しかし、利用者を集めるために何をすべきか、対策に迷われているオーナー様も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、月極駐車場の募集方法5選と、稼働率を改善させるためのチェックポイントを解説します。
月極駐車場の募集方法
- 駐車場検索サイトに登録をする
- 近隣の不動産会社に募集を依頼する
- 大手コインパーキング会社に依頼する
- 現地に募集看板を設置する
- 募集チラシやDMをポスティングする
駐車場検索サイトに登録して、利用者を募集する方法です。月極駐車場をインターネット経由で探す人は年々増えているため、今のところ最もおすすめできる方法といえるでしょう。
駐車場検索サイトと一口にいっても種類は多く、それぞれ運営形態や規模が異なります。大手サイトであれば、駐車場の利用者から仲介手数料を集めているケースが多いため、オーナー様は管理手数料などの費用を負担する必要がありません。
例えば、「アットパーキング」では、あなたが運営している月極駐車場の情報を"無料"で掲載できます。しかも、不動産・住宅情報の総合サイト「LIFULL HOME'S」にも自動的に掲載されるため、インターネット上での訴求効果は抜群です。
さらに「今空いているのか?いないのか?」「いつ空いて、いつ契約になり、いつから利用開始となるのか?」といったリアルタイムデータを確認でき、駐車場を探す方が希望に合った駐車場をすぐに見つけられる環境になっています。
少しでもご興味があれば、こちら からお問い合わせください。
月極駐車場の近隣にある不動産会社へ依頼して、利用者募集に関わる業務を委託する方法です。その不動産会社を訪れた人に自分が運営する駐車場を紹介してもらったり、募集広告を掲示してもらったりすることで、利用者を集めます。
満足のいく成果が出るかどうかは不動産会社の手腕やノウハウ、駐車場営業に対する力の入れ具合次第です。そのため、実績や口コミをチェックして、質の高い業者を見極める必要があります。
また、この方法で募集する場合、集金や清掃といった管理業務も含めて任せるケースが多いため、管理手数料を徴収される点にも注意しましょう。不動産会社によって手数料の金額は変動しますが、売上の10%程度を支払う必要があります。
大手コインパーキング会社の多くは、月極駐車場に関する運営・管理事業も行なっているため、そういった会社に募集を依頼する方法もあります。不動産会社と違って駐車場を専門に取り扱っている分、より良い成果が見込めるかもしれません。
大手コインパーキング会社なら問い合わせ数も多いため、比較的早くマッチングされることがメリットです。また、稼働状況が思わしくない場合、月極駐車場からコインパーキングへ移行する、月極+時間貸しを並行運営するといった提案も受けられます。
なお、コインパーキング会社に依頼する場合も、不動産会社と同様に管理手数料として売上の10%程度を支払う必要があるため、その点も踏まえながら業者を選びましょう。
昔ながらの募集方法ですが、現地に「月極駐車場空きあり!」といった看板を設置するのも有効です。看板広告は比較的リーズナブルなうえ、一度製作すれば撤去しない限りPR効果が続くので、コストパフォーマンスに優れています。
看板のデザインや設置場所にもよりますが、視認性が高く認知度を上げやすいこともメリットです。引越や車の購入などをきっかけに、駐車場を探している近隣住民へアプローチできるので、周辺エリアの相場と同じくらいの賃料で契約してもらえる可能性も高まります。
ただし、看板広告は拡散力に乏しいため、問い合わせから契約締結まで時間がかかるケースがあります。また、広告効果がわかりにくい、情報量に制限がある点もデメリットです。
月極駐車場の近隣にあるビル・マンション・住宅を1軒ずつ回って、募集チラシやDMなどの紙媒体を配布する方法です。こちらも昔から実施されているアナログな募集方法ですが、やり方次第で今でも十分な広告効果が見込めます。
紙媒体は保管性の高さからWeb媒体より記憶に残りやすく、広告としての信頼性も高いことが大きなメリットです。特に月極駐車場は"契約"が欠かせないので、信頼できるかどうかは非常に重要といえるでしょう。
一方、広告としての即時性に欠ける、修正が難しいといったデメリットもあるため、それらを踏まえて運用する必要があります。
また、紙媒体で募集する場合、借り換えを検討する人が主要ターゲットになるケースが多いため、周辺エリアの相場よりも安い賃料で営業をかけることが大切です。
【月極駐車場】稼働率改善のための4つのチェックポイント
「月極駐車場を運営しているけれど、借り手が見つからず困っている……」というオーナー様に向けて、稼働率改善のために見直すべき4つのポイントを解説します。
どれも基本的なことですが、意外と着手できていない可能性もあるので、ぜひチェックしてみてください。
- 適切な料金設定になっているか?
- 適切な区画割りができているか?
- わかりやすい看板などが設置されているか?
- 整備・清掃がしっかりとできているか?
さまざまな募集方法を実施しているにも関わらず、問い合わせすら来ない場合、料金設定に問題があるのかもしれません。
近隣に新しい月極駐車場やコインパーキングができると、駐車場の賃料相場は変わってきます。そのため、今までと同じ料金設定のままでは、借り手の反応が鈍くなる可能性もあるのです。
タイミングを見計らって適切な金額に下げれば、結果的に稼働率が上がって総売上アップも見込めるので、値下げも選択肢に入れておきましょう。
月極駐車場の稼働率を上げるにあたって、料金設定と同じくらい重要なポイントが「区画割り」です。
駐車場における1区画は、原則として「幅員2.5メートル×長さ6メートル(※)」以上が必要と定められています。
敷地内の区画数を増やせば、その分だけ多くの利用者を受け入れることができます。しかし、駐車場内には十分な移動スペースも確保しなければならないため、むやみに区画数を増やすことは避けるべきでしょう。
出入口や車路が狭かったり切り返しが難しかったりするなど、見るからに入出庫がしにくい月極駐車場は、それだけで敬遠されてしまいます。稼働率が思うように上がらない場合は、区画割りに問題がないか一度確認してみましょう。
看板自体が設置されていなかったり、看板の視認性が悪かったりする場合、その場所が月極駐車場として認識されていない可能性も考えられます。
看板広告を機能させるためには、できるだけ目立つ場所に設置して、なおかつ文字やデザインを工夫することが大切です。「月極駐車場であること」と「現在、空きがあること」が一目で伝わる看板を製作したうえで、建物に隠れにくく高さがある場所に設置しましょう。
必要に応じて、デザイン業者への依頼も検討してみてください。
「適切な料金設定も募集のアプローチもできているのに、なかなか借り手が見つからない……」という場合、月極駐車場の見た目自体に問題があるのかもしれません。
具体例を紹介するので、こちらも併せてご確認ください。
- 駐車場内が雑草だらけである
- 舗装や看板がボロボロで清潔感がない
- 駐車区画の枠線が消えかかっている
- ゴミなどが落ちていて、他の利用者のマナーが悪そう
- 枠線からはみ出して駐車している車がある
もし心当たりがあれば、早急に改善しましょう。
まとめ
月極駐車場の稼働率を上げるためには、駐車場検索サイトをはじめとする募集方法でアプローチをかけ、料金設定や区画割りを見直すことが大切です。複数の対策を組み合わせて実施すれば、稼働率を改善できる可能性が高まるでしょう。
駐車場検索サイトへの登録をご検討されているなら、ぜひ「アットパーキング」にお問い合わせください。月極駐車場の募集情報を"無料"で掲載できるうえ、不動産・住宅情報の総合サイト「LIFULL HOME'S」とも連携しているので、確かな成果を得られます。