月極駐車場検索アットパーキング

余っている土地を有効活用する方法の一つが、月極駐車場の運営です。

しかし、月極駐車場を運営してみたものの思ったほど駐車場が埋まらない、近頃になって空きが増えてきたといった悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

駐車場が埋まらないときは、駐車場そのものの原因や外部要因などが考えられます。

この記事では、駐車場が埋まらないおもな理由や対策を紹介します。実践いただき、現状の解決にお役立てください。

月極駐車場が埋まらない場合に考えられる4つの理由

まずは、月極駐車場が埋まらない場合に考えられるおもな理由を解説します。自分のケースにあてはまりそうなものがないかチェックしてみましょう。

料金が高い

月極駐車場の空きが埋まらない場合は、相場よりも料金設定が高い可能性があります。借り手は相場と同等か安い駐車場を探しているため、「相場よりも料金が高い」と思われると、他の駐車場を検討されてしまうでしょう。

最近になって空きスペースが目立つようになった場合は、近隣に駐車場が増えて価格競争が起きているのかもしれません。今は埋まっているからといっても安心せず、定期的にエリアの相場をリサーチ・見直しをすることが大事です。特に、近い範囲に新たな駐車場ができたときは、料金設定などの条件を確認しておきましょう。

認知されていない

駐車場や空き情報の存在が、十分認知されていない可能性も考えられます。入口に小さく「募集中」と表示しているだけでは、なかなか気付いてもらえないものです。

看板などがなければ、そもそもそこが月極駐車場であるという認識すら持たれていないかもしれません。入口に大きく看板を掲出し、わかりやすくアピールする工夫が必要です。

借り手が現れるのをただ待つだけでなく、しっかりと宣伝して借り手を呼び込みましょう。宣伝方法として、後述するような外部の不動産会社や駐車場掲載サイトを利用するのも一つの手です。

エリアの需要が少ない

運営を始めてから長い期間が経つのに一向に駐車場が埋まらない場合は、エリア自体の需要が少ない可能性も疑ってみるべきでしょう。一般的に、住宅街でも駐車スペースを確保できる戸建ての多いエリアでは、月極駐車場のニーズは低めです。

しかしながら、周囲に集合住宅や駐車スペースのない中規模オフィスビルが多数存在する場合は、月極駐車場に一定の需要があるはずです。

本来は需要があるエリアにもかかわらず、自分の運営する月極駐車場の空きが目立つ場合は、次の章で解説する対策を取ることをおすすめします。

清掃・整備が行き届いていない

借り手の立場からすれば、できるだけ清掃・整備が行き届いた駐車場を借りたいと思うものです。こまめに掃除をして、駐車場内を清潔に保つことが大切です。また、ゴミを置いたり汚したりしないよう、利用者にマナーを守ってもらう必要もあるでしょう。

ゴミに関しては外部の人間のポイ捨ても考えられますし、借り手の私物が放置されている場合もあります。新規契約者が安心して申し込めるよう、定期的に現地の状態を確認しておきましょう。

駐車場の路面についても、アスファルトで塗装し、駐車スペースを白線できちんと区画分けするのがおすすめです。雑草が生え放題で砂利面の駐車場では、借り手に敬遠されてしまいます。

月極駐車場が埋まらないときの対策5選

ここからは、駐車場が埋まらないときに取るべき対策を5つ紹介します。まずは集客への取り組みをしっかりと行なったうえで、料金の見直しや駐車場形態の変更を検討しましょう。

近隣の住人やオフィスに宣伝する

周辺の住宅やオフィスなどにポスティングする方法です。大きなサイズの車に買い替えることになり今の駐車場では入らない、マイカーが増えたなどの理由により、自宅に近い場所で月極駐車場を探している人がいるかもしれません。

ポスティングは、個人ユーザーへのアプローチ方法としてはまだまだ効果的です。範囲としては、月極駐車場を中心にして数百メートル以内に配布するイメージです。単純作業ですので、さほど手間はかからないでしょう。

近所の不動産会社に仲介依頼する

運営する月極駐車場の近所にある不動産会社に、仲介を依頼するのも定番のやり方です。不動産会社に仲介を依頼することで、駐車場に不動産会社の看板を立ててもらったり、不動産会社を訪れた人に自分の駐車場を紹介してもらったりできます。

賃貸物件を取り扱っている不動産会社であれば、駐車場付きの物件を探している人に自分の駐車場を提案してもらうこともできるでしょう。

不動産会社に仲介依頼する場合は、駐車場の管理も委託し、売上の1割程度を管理手数料として支払うのが一般的です。募集から清掃まで、管理全般を任せたい人には便利でしょう。

ただし、借り手が集まるかどうかは不動産会社の手腕に左右される点もあるため、委託先の見極めが重要です。

インターネット上で募集する

駐車場検索サイトに登録して、インターネット上で契約者を幅広く募集する方法です。昨今、月極駐車場をインターネット上で探す人は増えており、今後はこの方法が主流になっていく可能性は十分考えられます。

知名度の高いサイトであれば、掲載するだけで大きな宣伝効果が期待できます。なかには無料で掲載できるものもありますので、ポスティングや不動産会社での募集と併せて検討してみましょう。

インターネット上での募集であれば、利用者は自宅からでも全国にある月極駐車場を閲覧でき、詳細情報の比較も簡単に行なえます。引越しの予定があり、新居から近い場所にある月極駐車場を探している人の需要にもマッチするでしょう。

料金設定を見直す

いくら募集をしても空きが埋まらない場合は、相場に対して適切か確認し、料金設定を見直すことも大事です。例えば、近くに月極駐車場が増加すると価格競争が起きるため、これまでと同じ料金設定では借り手が見つかりにくくなる場合があります。

ただし、賃料は収入に直結する重要なポイントですし、一度下げてしまえば元の料金に戻すのは容易ではないでしょう。値下げをすることでマイナスになる金額と、駐車場が埋まるプラスになる金額について、慎重に計算することをおすすめします。

値下げをする際は、周囲の月極駐車場の料金も調査しておきましょう。そのうえで需要と供給のバランスを勘案し、適切な値下げ幅を決定することです。

コインパーキングにする

エリアによっては、月極駐車場という運営形態が最適とはいえないかもしれません。具体的には、繁華街や大型商業施設、駅の近くでは、コインパーキングのほうが需要が高い場合もあります。

同じ場所で月極駐車場とコインパーキングの両方を運営するケースも珍しくありません。ただし、双方の区分けを明確にして、見間違えによるトラブルを防ぐ必要があります。見間違えた利用者が月極駐車場のほうに車をとめてしまうと、場合によっては警察にレッカー移動を要請しなくてはなりません。

また、コインパーキングの導入には、初期費用やメンテナンス費用がかかる点にも注意が必要です。近隣のコインパーキングの数や稼働状況も調査しておきましょう。

まとめ

運営する月極駐車場に空きが出て埋まらないときには、募集方法や管理状況を見直してみましょう。エリアの需要と供給のバランスをリサーチしたうえで、料金を下げたり、コインパーキングの導入を検討したりするのも一つの手です。

そのほか、インターネットを使って幅広く借り手を募るのは、時流に合った効率的な解決方法だといえるでしょう。アットパーキングでは、運営する月極駐車場の情報を無料で掲載できます。また、掲載データは即時更新され、最新の情報を届けられるのも大きなメリットです。

月極駐車場が埋まらない問題を抱えているオーナーや管理会社の方は、ぜひアットパーキングにご相談ください。