マイカーとレンタカーどっちがお得?費用やメリット・デメリットを比較
2022.12.21
自由に使えるマイカーがあると、何かと便利です。しかし、車の所有には維持費がかかるうえに、居住エリアによっては駐車代の負担も大きいでしょう。
そのため、昨今ではマイカーを持たず、必要なときにだけ借りるスタイルも増えています。
本記事では、マイカーとレンタカーのメリット・デメリットを、費用面も含めて詳しく解説します。どちらが自分に向いているのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
マイカーのおもなメリット
マイカーを持つことで得られるおもなメリットは、次の3つです。
自分好みの車を所有できる
マイカーの醍醐味はなんといっても、自分好みの車を所有できることです。マイカーであれば、憧れのブランドの新車やグレードに乗れたり、自分好みのボディカラーや内装、パーツを選べたりします。
また、見た目だけではなく、自分や家族の用途に合った大きさや装備を持つ車種を選べるなど、機能面での要望も満たせます。
好きなときに好きな場所に行ける
いざというときにすぐ使えるのも、マイカーの利点です。レンタカーの場合は、まず借りる手続きを踏まなければなりません。
一方、マイカーはいつでも使えるため、ドライブや旅行の計画などを自由に立てられます。
また、電車やバスのように、ダイヤや乗り換えを気にする必要がありません。特に、公共交通機関が整っていない地方に住む人にとって、車は足代わりではないでしょうか。
自分専用の空間をつくれる
マイカーを所有すると、自分専用の空間がつくれます。考え事をしたいときや一人になりたいときなどの居場所になるでしょう。
レンタカーやカーシェアであれば、使用後に荷物を片付けなければいけませんが、マイカーであれば私物を置いたままでかまいません。
また、停電や震災など緊急時の避難場所にもなります。
マイカーのおもなデメリット
マイカーのデメリットも押さえておきましょう。マイカーでは、以下の2点は避けて通れません。
購入費や維持費が高い
一番のデメリットは、やはりコストです。車両本体価格のほか、自動車税や保険料、駐車場代、車検費用などがかかります。
車種や年式、利用頻度、駐車場代などによって金額は大きく変動しますが、維持費は使用頻度にかかわらず、購入後に毎年発生し続けるものです。
また、燃費の悪い車では、ガソリン代も大きな負担になってしまうでしょう。
点検や清掃など自分でメンテナンスしなければならない
マイカーの場合、車や室内の掃除、法定点検などを持ち主が行なわなければなりません。特に、車の汚れが目立ちやすいボディカラーの場合は、こまめな洗車が望ましいでしょう。
また、タイヤ交換や故障時の修理なども、自分で行なったり業者を手配したりする必要があります。
マイカーと比較!レンタカーのおもなメリット
ここからは、マイカーと比べた際のレンタカーのメリットを紹介します。レンタカーのメリットはおもに次の2つです。
車に関する費用を抑えられる
レンタカーの最大のメリットは、車両代や駐車場代、車検費用など、車の購入・維持にかかる費用を抑えられることです。レンタカーなら、借りる時間に応じたレンタル料とガソリン代など、使った分の費用だけで済みます。
日々の通勤などには使わず、車に乗るのは週末の買い物のみなど利用頻度が少ない人は、マイカーよりもレンタカーのほうが経済的でしょう。
利用シーンに合う車を選べる
レンタカーであれば、そのときの用途や利用人数、季節に合う車を選べます。例えば、夫婦2人だけの買い物ならリーズナブルなコンパクトカー、長距離の家族旅行ならミニバンや大型車というように、状況に合わせて選択可能です。
また、旅行時にも自宅から乗っていく必要がありません。現地で利用するだけなので、運転の負担が軽減されます。
マイカーと比較!レンタカーのおもなデメリット
マイカーと比較して、レンタカーのおもなデメリットも見ていきましょう。
利用手続きに手間がかかる
マイカーの場合は、駐車場にとめてある車にサッと乗って利用できます。
それに対し、レンタカーでは基本的に、利用のたびにインターネットや店舗で予約し、貸出・返却の手続きをしなければなりません。都度、契約内容の説明を受け、出発前と返却後にキズやへこみを確認する手間が発生します。
また、レンタカーは返却時に、ガソリンを満タンにして戻さなければなりません。貸出・返却手続きができるのは、店舗の営業時間内に限られるのも難点です。
短時間の利用では割高になる
昨今は、1時間から借りられるサービスもありますが、レンタカーは最低6時間からなど、数時間単位で設定されているサービスがほとんどです。
予定していた時間より早く返却した場合でも、利用料金は変わりません。送り迎えや買い物など、日常のちょっとした用事での利用が多い場合には、お得とはいえないでしょう。
さらに、夏休みや年末年始などの繁忙期にはレンタル料が高くなることがあります。
【比較】マイカーとレンタカーの費用
マイカーとレンタカーでは、年間の費用はどのくらい変わってくるのか、具体的にシミュレーションしてみましょう。今回は、「週に1回、平均12時間利用」という前提で、それぞれの費用を算出します。
マイカーの費用
マイカーの場合、まずまとまった金額として車両の購入費が必要です。ブランドや車種、新車か中古かによっても大きく変動しますが、国産新車のコンパクトカーで比較的安いものでも150万円程度はかかります。
さらに、車検代や保険料、自動車税、駐車場代、ガソリン代などの維持費がかかり、コンパクトカーでも年間40万円~50万円ほどが必要とされています。車のクラスや燃費、利用頻度によっては、維持費はさらに高くなるでしょう。駐車場代もエリアによって金額は変動します。
このほかに、タイヤ交換やオイル交換などの整備費用も発生します。
レンタカーの費用
レンタカーの場合、レギュラーシーズンに国産の一般的なコンパクトカーを12時間借りると、利用料金は5,500円~8,000円が目安です。この金額に、さらにガソリン代が1,000円~2,000円ほどかかりますが、走行距離や燃費、利用時のガソリン単価によって多少前後します。
仮に、12時間の利用料金を7,000円、ガソリン代を1,500円とし、週1回のペースでレンタルしたとすると、年間の費用はおよそ41万円です。週末ドライバーであれば、マイカーを所有するよりも費用は抑えられるでしょう。
ただし、マイカーであれば利用頻度や利用時間は費用に大きく影響しませんが、レンタカーの場合は利用頻度や利用時間が増えるほど費用は高くなります。
マイカーが向いているのはこんな人!
マイカーとレンタカーのどちらが向いているかは、その人のライフスタイル次第といえます。マイカーが向いているのは次のような人です。
- 車を利用する頻度が高く、短時間の利用が多い人
- 公共交通機関が充実していない地方に住んでいる人
上記に該当する人は、マイカーのほうがコストパフォーマンスはよいでしょう。ちなみに、前者に該当するのは、通勤や買い物、家族の送迎、通院などで日常的に車を使う人です。
また、車の維持費の負担を大きく左右するのが駐車場代です。駐車場代は固定費として毎月必ず発生するものであり、この金額次第で車の所有のしやすさが変わってきます。
週に数回以上は車を利用する生活で、駐車場代が安いエリアに住んでいるのであれば、マイカーを検討してもよいかもしれません。
まとめ
マイカーには、「所有する喜び」「好きなときに自由に移動できる快適さ」があり、これらはレンタカーでは得られないものです。
購入費や維持費の負担の大きさがマイカーのデメリットですが、毎月の駐車場代によっても負担の度合いは大きく変わります。仮に、駐車場を変更して駐車場代が5,000円でも安くなれば、年間の維持費は6万円も減ります。
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