月極駐車場を借りる際のマナーとは?月極駐車場の探し方も紹介
2023.09.08
車の購入や引越しを機に、月極駐車場を借りようとしている方もいるのではないでしょうか。
月極駐車場は複数人で共有する場所であるため、駐車場ごとに決められたマナーやルールを守る必要があります。マナーが悪い場合は、契約を打ち切られてしまう可能性があるため注意してください。
本記事では、月極駐車場を借りる際のマナーとよくあるトラブルの例、近隣の月極駐車場を効率良く探す方法を紹介します。本記事で月極駐車場のマナーやトラブルをよく理解し、適切な対処方法を理解しましょう。
月極駐車場を利用する際のマナー
複数の人が利用する月極駐車場では、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。まずは、利用者が守るべきマナーについて解説します。
契約している車以外は駐車しない
月極駐車場の契約時には車種やナンバーなどを管理会社やオーナーに申告するため、原則契約している車以外は駐車できません。契約している車以外で駐車してしまうと、無断駐車や違法駐車とみなされてしまいます。
レンタカーや車検中の代車、家族や友人の車などを駐車させる場合は、事前に管理会社やオーナーに連絡しましょう。
賃料を滞納しない
賃料の滞納は信用の低下につながります。管理会社やオーナーの立場からすれば、賃料の支払いが期日を過ぎたり賃料を滞納したりする利用者とは、契約が難しくなります。
「自動引き落としの口座の残高が不足していた」や「振り込みに行く時間が取れない」などの事情がある場合は、必ず期日までに管理会社やオーナーに連絡を入れましょう。
近隣住民とのトラブルを起こさない
月極駐車場では騒音もトラブルの原因になりやすいため注意が必要です。大声での談笑やカーオーディオからの音楽、ヘッドライトの光などもトラブルの原因になります。
また、エンジン音も想像以上に響きます。そのため、周辺が住宅地の場合、深夜の時間帯に駐車場へ出入りするのはできるだけ控えるのが無難です。
駐車場利用者のマナー・ルール違反への苦情は管理会社やオーナーへ伝わることが多く、改善されない場合は月極駐車場が閉鎖になるおそれがあります。
車以外のものを置かない
駐車場のゴミが原因でトラブルに発展する場合もあります。ゴミを駐車場の敷地内に捨てると、カラスなどが来て荒らす可能性があるため、車内で出たゴミはどのようなものでも放置せず、持ち帰るのがマナーです。
加えて、車以外の私物を駐車場に放置しないようにしましょう。万が一、私物が風で飛ばされてほかの車に傷を付けてしまうと弁償することになります。管理会社やオーナーが責任を負わされる可能性もあり、そうなれば契約を解除されてしまうかもしれません。
月極駐車場でよくあるトラブル
多くの人が利用する月極駐車場では、思わぬトラブルに見舞われることもあります。ここでは、月極駐車場でよくあるトラブルを解説します。
無断駐車
無断駐車には、月極駐車場と知らずに駐車しているケースと月極駐車場と知っていて駐車する悪質なケースがあります。駐車しようとした場所に、見ず知らずの車がとまっている場合は、気付いた時点ですぐに管理会社やオーナーに連絡しましょう。
車への傷やいたずら
車へのいたずらも月極駐車場でよくあるトラブルの一つです。車体に傷を付けるだけでなく、フロントガラスやワイパーの破壊や、タイヤに釘を刺すいたずらなど、たちの悪いケースも見られます。
防犯カメラが設置された駐車場であれば、トラブルを未然に防げることに加え、万が一いたずらをされた場合にも犯人を特定しやすい特徴があります。
車上荒らし
車上荒らしは昨今減少傾向にあるものの、ゼロになったわけではありません。そのため、特に車を屋外にとめている方は引き続き警戒する必要があるでしょう。
車上荒らしでは、車内にある貴重品やカーナビ、外側に付いているタイヤのホイールやナンバープレートなど、さまざまなものが狙われます。
また、車上荒らしは夜間や朝方など、人気のない時間帯に犯行が増える傾向があります。
駐車スペースからのはみ出し
区画ごとに定められたスペースからはみ出して駐車してしまうと、隣の車が駐車できなかったり乗り降りができなかったりする可能性があります。
降りようとドアを開けたときに隣の車に当たって傷付けてしまうおそれもあるため、駐車の仕方には注意が必要です。
駐車場内での交通事故
駐車場内で他の車や歩行者に接触してしまう事故も起こっています。駐車場内では徐行が基本です。そのうえで、周囲の安全確認を徹底しましょう。特に、バック駐車のときには後方の状況に十分に注意する必要があります。
また、野外駐車場は、夜間になると見通しが悪くなるため注意してください。
月極駐車場はいつから探し始める?注意点は?
月極駐車場を借りる場合、いつ頃から探し始めれば良いのでしょうか。以下では、おすすめのタイミングや注意点を解説します。
新居や車を探し始めるのと同時期に駐車場も探す
新居や車を探し始めたタイミングと並行して、駐車場を探すのがおすすめです。早めに探し始めると、「新居は決まったのに車をとめる駐車場がない」という状況を防げます。
また、契約にあたっては空き情報を事前に電話で確認したりオーナー側に書類を記入してもらったりなど、いくつかの手続きが必要です。駐車場を見つけたらすぐに契約できるわけではありません。
自宅からの距離に注意する
新車を購入した際や車庫を移動する際には、車庫証明が必要です。駐車場から自宅までの直線距離が2kmを超えてしまうと車庫証明の取得ができないため注意してください。
また、自宅に近いほうが利便性も良いはずです。普段歩くのには問題がない距離でも、悪天候のときや買い物帰りのときなどは負担になりますので、できるだけ自宅に近い駐車場を探しましょう。
駐車スペースは十分か確認する
駐車場によって駐車スペースの広さが異なるため、事前によく確認しましょう。サイドとバックのドアが問題なく開けられるくらい、前後左右にゆとりがあると理想です。
自分の車種のカタログや車検証などを見て、自分の車のサイズを正確に把握しておきましょう。特に、ワンボックスカーやSUVなどの大きめの車種は要注意です。
月極駐車場の探し方
月極駐車場はどのように探せば良いのでしょうか。近隣の駐車場を効率良く探す方法を3つ紹介します。
月極駐車場検索サイトで探す
月極駐車場検索サイトであれば、自宅にいながらパソコンやスマートフォンで駐車場を探せます。特に遠方へ引越す際は、現地へ見学に行く必要がなく便利です。希望の条件を入力して検索することも可能で、相場もつかみやすい特徴があります。
ただし、月極駐車場の空き情報は日々変わりやすく、契約状況の変化がサイトに反映されていないケースもあります。気になる場所を見つけ次第、早めに問い合わせるのがおすすめです。
周辺を自分で歩いて探す
時間に余裕がある場合は、自ら歩いて探すのもおすすめです。駐車場を実際に見て確認できるため、「写真とイメージが違う」のような失敗を防げます。周辺環境のチェックができるのもメリットです。
また、歩いて探すと自宅からの所要時間や距離を正確に把握できます。地図では近く見えても実際に歩くと遠かったり、踏切や信号が多くて思ったよりも時間がかかったりする場合があります。
不動産会社に相談する
オーナーのなかには、駐車場の管理を不動産会社に委託している方もいます。地域密着型かつ取り扱いが多い不動産会社では、インターネット上に掲載されていない情報を教えてくれることもあるでしょう。賃貸物件を借りる際に、駐車場もセットで紹介してもらうと効率的です。
ただし、検索サイトに比べて時間がかかったり、仲介手数料が発生したりする点には注意が必要です。
まとめ
月極駐車場を借りる際には、決められたマナー・ルールを守りましょう。また、トラブルに巻き込まれない・起こさないように注意することも大事です。
引越しシーズンは、人気のある駐車場ほど先に埋まってしまう傾向があるため、早めに探し始めることをおすすめします。
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