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カーリースを利用するなら駐車場が必要!適した駐車場や車庫証明について

2024.07.04

カーリースを初めて利用する場合、「駐車場は自分で用意しなければならないのだろうか」「どのような駐車場を選べば良いのか」などと疑問に思う方もいるかもしれません。

カーリースの車をとめる場所は、リース会社ではなく契約者自身で用意する必要があります。そして、「車庫証明」の取得要件を満たす場所であること、契約終了後になるべく良い状態で車を返却できるよう、適切に保管できる場所であることなどもポイントです。

この記事では、カーリースの契約に必要な車庫証明について解説するとともに、カーリースに適した駐車場のポイント・種類を紹介します。カーリースに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

カーリースの仕組み

カーリースとは、利用料を支払えば一定期間中、好きな車をマイカーのように使えるサービスです。これまではおもに法人向けに提供されていましたが、近年では、個人向けのカーリースも増えています。

リース会社は契約者が選んだ車を調達・貸し出しし、契約者は決められたリース料をリース会社へ定期的に支払います。カーリースの場合、車の「所有者」はリース会社で、契約者は「使用者」です。

カーリースは、マイカーを購入するのとは異なり、まとまった費用がかかりません。さらに、契約終了後はリース会社へ車を返却するだけで良いため、カーライフを手軽に楽しめる点が魅力です。

カーリースを利用するなら駐車場・車庫証明が必要!

先述したとおり、カーリースでは「契約者=使用者」として登録されるため、契約者自身で借りた車を常時保管・管理しなければなりません。したがって、マイカーを保管するのと同様に、駐車場が必要です。

また、カーリースを契約する際には、原則として駐車場の「車庫証明」の提出が求められます。車庫証明を取得するための要件や、必要な書類などについて、以下で見てみましょう。

車庫証明を取得するための要件

車庫証明とは、「自動車保管場所証明書」のことで、「この車には適切な駐車場が確保されている」と明示するための書類です。

ただし、駐車場ならどこでも良いわけではありません。車庫証明を取得するためには、次の要件を満たす駐車場を探す必要があります。

  • 駐車場・車庫・空き地など、道路以外の場所である
  • 自宅など、使用の本拠の位置から2キロメートル以内の場所である
  • 自動車が通行できる道路から支障なく出入りできる
  • 自動車の全体を収容できる
  • 自動車の保管場所として使用できる権利がある

車庫証明の取得に必要な書類

車庫証明を取得する際は、次の書類等が必要です。

<必須書類>

  • 自動車保管場所証明申請書:車の型式、車体番号などを記載する書類
  • 保管場所標章交付申請書:車に貼るステッカーの申請書類で、車庫証明とともに交付される
  • 保管場所の所在図や配置図:駐車場のサイズや出入口の幅員などを記載する図面
  • 自動車の使用者の住所確認書類:免許証など使用者の住所を確認できるもの

<ケースによって必要な書類>

  • 駐車場とする土地を所有している場合:保管場所使用権限疎明書面(自認書)
  • 駐車場とする土地を所有していない場合:保管場所使用承諾証明書

「駐車場とする土地を所有していない場合」には、月極駐車場などを借りているケースが該当します。

車庫証明を取得する手順

車庫証明は、遅くともカーリースの契約時には手元になければなりません。

次の手順で手続きを進めると、一般的には1週間~10日程度かかります。契約に間に合うよう、余裕を持って準備を進めましょう。

  1. 必要書類を用意する
  2. 駐車場を管轄する警察署にて、手数料を支払い申請する
  3. 申請時に受け取った納入通知書兼領収書を持ち、再度警察署へ行く
  4. 車庫証明などを受け取る

カーリースに適した駐車場とは?

カーリースを利用するなら、契約終了後に車を返却することを念頭に、車を適切に保管できる駐車場を選びましょう。

ここでは、カーリースに適した駐車場のポイントを3点紹介します。

自宅から近い

先述のとおり、車庫証明を取得するためには、使用の本拠の位置から駐車場までが直線距離で2キロメートル以内でなければなりません。つまり、個人の場合は、自宅から近い場所に駐車場を見つける必要があります。

自宅から近い駐車場を選べば、目が届きやすく、借りている車の状況がすぐにわかるため安心です。

屋根が付いている

屋根付きの駐車場であれば、雨風や飛来物などから車を守れます。直射日光を遮ることもでき、紫外線による車のボディ・内装の劣化も予防しやすいでしょう。

地面がコンクリート舗装されている

砂利敷きの駐車場だと、タイヤに弾かれた石により、車が傷付くリスクがあります。また、地面が土の場合は、雨天時などに車が汚れやすいでしょう。

しかし、地面がコンクリートやアスファルトで舗装されていれば、これらの心配がなくなります。

候補となる4種類の駐車場

カーリース用として使える、駐車場のおもなタイプを紹介します。

(1)自宅駐車場

庭など、自宅の敷地内に駐車場を確保する方法です。地面を舗装したり、屋根を取り付けたりする際にお金がかかりますが、その後の駐車場代は発生しないのがメリットです。

特に、頻繁に乗り降りしたい方や、荷物を出し入れする機会が多い方は、自宅駐車場が適しているかもしれません。

(2)平面式駐車場

平面式駐車場は、平面の土地に車を並列にとめるタイプの駐車場で、車の出し入れが簡単に行なえるのが特徴です。屋根が付いていないことが多いものの、その分車の高さに制限はありません。

なお、砂利敷きの平面式駐車場は駐車場代が安い傾向にありますが、飛び石で車が傷付くリスクを考えると、カーリース用にはあまり向いていないでしょう。予算の範囲内なら、多少値上がりしてもコンクリートやアスファルト舗装の駐車場を選ぶと安心です。

(3)機械式駐車場

機械式駐車場は、昇降機やパレットなどの機械を使い、車を立体的に格納するタイプの駐車場です。車は機械内に保管され、機械の操作には暗証番号や専用の鍵が必要なことから、セキュリティ面では優れています。

一方で、機械に収めるため車のサイズが制限される点や、出し入れに時間がかかる点がデメリットです。

屋根が付いていない機械式駐車場を選ぶ場合は、雨にさらされることを考え、最上段を避けたほうがよいでしょう。

(4)自走式駐車場

自走式駐車場は、複数のフロアで構成された建物内を自分で運転し、駐車スペースまで移動するタイプの駐車場で、商業施設などで多く採用されています。

頑丈な建物内で屋根付きであることが多いため、雨風や飛来物から車を守りやすいでしょう。ただし、駐車場代が高い傾向にある点には注意が必要です。

まとめ

カーリースを利用する場合は、契約者が借りた車を保管しなければならず、契約時に車庫証明の提出を求められるのが一般的です。そのため、契約前に駐車場を用意しておきましょう。

カーリースの車を保管するなら、車の状況がすぐにわかる自宅近くの駐車場を用意するのがおすすめです。さらに、屋根付きの駐車場や地面が舗装されている駐車場を選べば、傷・汚れなどを予防しやすくなります。

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